トラブルを回避し、円満退社をするためのコツ

働いているうちに、さまざまな事情から退職を考える介護職は少なくありません。しかし、スムーズに退職したいと願っている場合は、あらかじめ対処法を学んでおきましょう。なぜなら、円満に退職したくても、引き止めなどのトラブルが発生する場合があるからです。

そこで、まず、退職を決意した理由を明らかにすることからはじめましょう。介護職を退職する方がよく用いる理由としては、体調不良が目立ちます。なぜなら、介護職は利用者を抱え上げたり、支えたりして、身体に大きな負担がかかる仕事が多いからです。特に、介護職は腰痛を発生しやすいため、それが原因で仕事を続けられなくなったという人は後を絶ちません。また、夜勤の回数が多い職場だと、睡眠障害を発症する方もいるようです。もしも、医療機関に通院して治療を受けているならば、診断書を提出すると、退職を認めてもらいやすくなるでしょう。

それから、退職を申し出る時期についてもじっくりと吟味する必要があります。急に退職者が出ると、職場ではシフトが組めなくなるので、施設の運営が滞ります。利用者に影響が及ぼす場合もあるので、退職をする時期については、上司としっかり話し合いましょう。そして、少なくとも、退職希望日から一ケ月前に申し出ることがポイントです。また、年末年始やお盆など、人手が足りなくなる時期は避けるようにしてください。

周囲に迷惑をかけないように、できる限りの配慮をすることは、社会人としてのマナーであり、円満退職の基本です。そして、退職する日には、同僚や先輩などに挨拶をして、お世話になったことに対して感謝している気持ちを伝えましょう。